春の選抜大会

世界の情勢や自然災害・コロナなど、昨今は気が滅入るような話題も少なくありません。その中で、若者達が一生懸命夢に向かって頑張っている姿に、私も元気をもらっているような気がします。

第94回選抜高等学校野球大会が先月、阪神甲子園球場で開催されました。このコロナ禍において、大会が開催されたことにホッとしつつも、開会式にすべての出場校がその場で行進できなかったこと(一部先取り録画)、コロナ感染で出場辞退になった学校があったことなど残念なこともありました。東北の代表として、我が花巻市に在ります「花巻東高等学校」(以下「花巻東」)が出場いたしました。皆さんご存知のように花巻東は、今年も活躍を期待されているメジャーリーガーの大谷翔平選手や菊池雄星投手を輩出した高校です。

花巻東は、昨年11月に開催された明治神宮大会でも(ベスト4、大谷選手の賞レースの時期でもありました)注目され、今大会前から活躍を期待されていました。特に当時1年生(現2年生)でありながらすでに50本以上のホームランを打っている注目選手がおります。「岩手から日本一」を目標に掲げ、大会に挑みましたが惜しくも4-5で初戦敗退となりました。1-5と4点差で迎えた最終回に3点を返し、もしや!と思わせる頑張りは、次につながる粘りを見せてくれたと思っています。今回は残念ではありましたが、ぜひ、夏の甲子園にも出場し活躍する姿を見たいと思っています。選抜大会の初戦当日は、先月企画「お楽しみセット」の販売初日でありました。ご注文をお受けしたお客様から「これから、花巻東の試合が始まるよ!」「応援しているよ!」というお声も頂き、マーマフーズも花巻東も花巻市にあると知っていただいていたことにも嬉しく思いました。ありがとうございます。

 実は創部3年目の女子硬式野球部も、先月の第23回全国高校女子硬式野球選抜大会に初出場し、初戦は勝利することが出来ました。こちらも今後に期待です。私は、選手の身内でも同窓生でもないので、これからも近所のスポーツ好きおばちゃんとして応援したいと思います(実際私は、花巻東の近所です)。

大谷選手・菊池選手のメジャーリーガーを始め、花巻東出身ではありませんが、ロッテの佐々木朗希投手など、今年活躍を期待されている岩手県出身の選手はいます。また、花巻東高出身ではなくても花巻市出身の若手選手もいます。こんなに田舎で、さらに人口の少なさから考えるとかなりの比率だと思いませんか?(笑)。皆様のごひいきの選手と共に少し注目してみてくださいね。

高校生だけではなく、自分の夢に向かって一生懸命頑張っている方たちが、活躍できる場所や環境を奪われることの無いよう、皆が笑顔で応援できる安全な環境や状況が当たり前の世の中であることを、切に切に願います。そして、微力ながらも何ができるのかを考えていきたいと思っています。