代替肉(だいたいにく)
最近情報番組などでも取り上げられている「代替肉(だいたいにく)」なるものをご存知でしょうか。何となく聞いたことはございませんか?フェイクミート、擬似肉、ソイミート等と呼ばれていることもあります。
代替肉とは、動物を屠殺して得る食肉の代替として、大豆など植物性原料を使い、肉の食感に近づけた食品である。世界人口の増加や畜産に伴う環境負荷、動物倫理などの解決策として注目されている(『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』 2022年1月18日(火) 02:03 UTC, URL https://ja.wikipedia.orgより引用)そうです。
ベジタリアン(菜食主義者の総称)やヴィーガン(卵や乳製品やはちみつ等の動物由来の製品も一切取らない完全菜食主義者)が比較的多い欧米では、早くに認知され身近なものでもあるようです。フライドチキンを提供している大手のファストフードチェーンも大手代替肉メーカーの代替肉を使用したチキンナゲットの販売を全米で始めました。世界的な環境問題への高まりも相まってか、近年は日本でも注目され、代替肉ビジネスに参入する食品大手企業も増えています。
頒布会を長くご利用いただいているお客様には、弊社の「花巻ライスバーガー」をお召し上がりいただいた方もいらっしゃると思いますが、中に挟んでいるパテは、肉ではなくおからを主原料とした弊社の「コンにく」のハンバーグを使用しており、マヨネーズも大豆ペーストを使用している、穀物と野菜だけのハンバーガーです。お肉のハンバーグだと思われた方もいらっしゃったのではないでしょうか。また、弊社の「おからこんにゃく」という商品(通販などで販売)は、お肉のかわりとしてご使用いただいているお客様もいらっしゃって、健康志向も後押しになって
いるのか、需要が高まってきております。
先月の南太平洋・トンガの海底火山の噴火による日本への影響(岩手県も津波注意報が出ましたので)は記憶に新しいことだと思います。津波ではなく潮位の変化のようでしたが、この時期東日本大震災の記憶もあり、改めて自然災害に対しての対策と、約8、000㎞も離れた場所にも影響するというこの事実に、環境問題は世界レベルで考えなければならないことを改めて考えさせられ、そのような観点からも「代替肉」というものに、より関心を持ちました。
代替肉の商品は、筋力をつけたいけど、カロリーは抑えたい、でもお肉は止められないという、私のようなお年頃(筋力は衰え、体重は増加傾向にある…笑)には、もってこいの食品だと思います。皆さまにも、いろいろな観点から、興味を持っていただきたいです。食品等をお買い物の際には、ぜひ探してみてくださいね。