ショータイム
コロナ禍で、暗い話題が多かった今年。その中で岩手県出身のメジャーリーガー・大谷翔平選手の活躍には、朝からテレビの情報でワクワクさせられ、元気をもらってから出勤するのが日課になっていました(笑)。
シーズン中には、「ショータイム」と言われるほどのパフォーマンスに熱狂させられ、シーズン後は、「賞タイム(レース)」で、私達を楽しませてくれました。特にメジャーリーグの最優秀選手(MVP)は、満票での受賞に、日本中が(アメリカも)大谷フィーバーとなりました。オールスターには初の二刀流での出場と、まさに漫画のような活躍でしたね。出身校の花巻東高校がある花巻市民の私達にとっては、菊池雄星投手(残念ながらけがで試合には出られませんでしたが)とのツーショットには感涙でした。こんな田舎の高校出身の二人が、夢の舞台で同じ空間にいることが、本当に誇らしく思いました。また、プレーだけではなく、その人柄や態度を称賛されていることも、さらに嬉しいですね。審判にも笑顔で対応し、試合中にもごみを拾う、道具を大事に扱う、記者会見の退席時には椅子を机の下にきちんとしまう等、あたり前のことのようですが、そのあたり前を普通に行える彼は、今まで育った環境の中で、人として大切なことをしっかりと身に着けているのだと思います。菊池雄星投手も、高校時代に入学時から続けたトイレ掃除の話は有名です。監督は、「ピッチャーのマウンドは、楽しいことばかりではない。トイレ掃除など嫌なことから逃げないでやることがマウンドの上での態度にもつながる。ピッチャーは注目されるポジションなので、影の部分も感じてもらいたい。」という意図もあったようですが、本人は、トイレ掃除に関わらず何かをひとつやることに意味があり、毎日やろうとすると小さな変化に敏感になることも大きかったようです。指導者の意図したことを超え、考え行動し、身に着けていく人達だからこそ、世間に注目される今の状況があるのだと思いました。果たして、自分も含め、子供たちは人として大事なことを当たり前のようにできているのだろうかと、親として伝えることができているのだろうかと、ものすごく考えさせられますね(苦笑)。
MVPの受賞が決まった次の日、母校花巻東高校の神宮大会での活躍が報道されました。残念ながらベスト4で敗退してしまいましたが、一年生で入学当初は菊池・大谷両選手も付けた背番号17番を背負っていた注目選手(神宮大会時は3番
になってました)が話題となりました。菊池・大谷両選手の来季の活躍に期待するのと同様、今後の花巻東高校の活躍にも期待し、応援したいと思います。
今年もお世話になりました。弊社も皆様のご期待に沿えるよう努めて参ります。皆様、良いお年をお迎えください。