
『令和元年ふっこう割』
昨年は、台風や豪雨などの自然災害による被害も多く、現在も復旧・復興に努めている地域も少なくありません。今年は、東京オリンピックもあり、明るい話題が多くなるように、災害はありませんように…と祈るばかりです。
岩手県は東日本大震災以降復興に取り組み、昨年はラグビーワールドカップ開催等も含め、観光にも明るい兆しが見えてきたところに、台風19号の影響により、また観光業に厳しい風が吹いています。他にも同じように災害の影響を受けている地域があります。
そこで、現在落ち込んだ観光需要を回復及び喚起するため、「令和元年ふっこう割」が実施されています。「ふっこう割」とは、台風15号・19号をはじめとする一連の豪雨災害により、甚大な被害を受けた東日本14都道府県への旅行を割引(助成)することで観光需要を喚起し、地域経済の早期回復を図る国の観光支援策です。もちろん岩手でも「岩手県ふっこう割」が実施されています。今回ふっこう割事業を実施しているのは14都道府県(岩手県・宮城県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県・新潟県・山梨県・長野県・静岡県)です。旅行予約サイトでの割引クーポンの配布や旅行会社で割引された商品、対象となる旅館に宿泊することで割引が適用されます。旅行喚起が目的の為、出張などのビジネス客や宿泊を伴わない旅行は対象外となります。
対象期間は、その地域や販売商品によっても異なります。岩手県は、2月3日~3月1日になりますので、ご旅行をお考えの方はお急ぎください。この事業の対象となる旅行・宿泊商品の販売については、県内宿泊施設でも販売されておりますので、お調べになり、このお得な機会に、足を運んでいただきたいと願っています。
できれば、ぜひ!岩手へおいで下さい。以前にこのコーナーでもご紹介いたしました震災を次に伝える「うのすまい・トモス」もある釜石市など沿岸には、この時期に訪れるからこそ、より震災のことが理解できるかもしれません。世界遺産の平泉を冬に訪れるのも、趣があるでしょう。県内のスキー場などで、ウインタースポーツを楽しまれるのも一興。もちろん、我が花巻市は、温泉がいっぱいです。この寒い時期に、心も体も温まりにいらっしゃいませんか?それぞれの観光地には、おなかを満たしてくれる美味しいものもいっぱいです。
その土地を訪れ、その土地を観光し、お土産等の購入など、その土地でお金を使っていただくことも、大きな復興支援になりますので、値段的にお得なこの制度を利用し、ぜひお泊り下さい。割引は、各旅行毎の予算に達し次第終了となりますので、確認しご利用下さい。
皆様をお待ちしております。